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LinuCとLPICの違いは?未経験はどっちを受けるか費用と範囲で比較

Linuxの資格を調べると、LinuCとLPICという似た名前の試験が出てきます。「違いは何?」「未経験はどっちを受ければいい?」と迷う人は多いはずです。

結論から言うと、どちらもLinuxの基礎を証明できる資格で、未経験の入り口としての役割はほぼ同じです。違いは運営団体、受験料、出題範囲の書き方、そして「日本向けか世界向けか」にあります。この記事では、公式サイトで確認した情報だけを使って、選び方を整理します。

LinuCとLPICは何が違う?ひと目でわかる比較

まずは、未経験者が最初に受けるレベル1(LinuCレベル1とLPIC-1)を並べてみます。

LinuCレベル1とLPIC-1の比較図。運営はLinuCがLPI-Japan、LPICが非営利団体のLPI。受験料は1試験あたりLinuCが16,500円(税込)、LPICが15,000円(日本の価格)で、2試験の合計はLinuCが33,000円、LPICが30,000円。試験時間はどちらも90分で、問題数はLinuCが約60問、LPICが60問。LinuCは大項目に仮想マシン・コンテナとオープンソースの文化があり、LPICは多くの言語で実施され180カ国以上で認定。有効期限はLinuCが5年以内に再認定などが必要、LPICが5年
LinuCレベル1とLPIC-1の主な違い(公式サイトで2026年10月9日に確認)
項目 LinuCレベル1 LPIC-1
運営 LPI-Japan LPI(Linux Professional Institute、非営利団体)
試験の構成 101試験と102試験の両方に合格 101試験と102試験の両方に合格
受験料(1試験) 16,500円(税込) 15,000円(日本の価格表。税込かどうかの表記なし)
2試験の合計 33,000円 30,000円
試験時間・問題数 90分(うちアンケート5分)・約60問 90分・60問
受け方 テストセンター、またはオンライン テストセンター、またはオンライン(日本語あり)
有効期限 期限はないが、認定日から5年以内に再認定か上位の認定の取得が必要 5年

受験料や試験の内容は変わることがあります。申し込む前に、必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

違い1:運営団体と「日本向けか世界向けか」

LPICを運営するLPIは、自らを「ベンダーニュートラルなLinuxおよびオープンソースの認定機関」と説明しています。180カ国以上で認定を行い、試験は日本語を含む複数の言語で受けられます。

一方のLinuCは、LPI-Japanが運営する認定です。公式サイトは日本語の案内が中心で、すべてのレベルが日本のITスキル標準(ITSS)のキャリアフレームワークに載っていると説明しています。

なお、LPI-Japanは2018年8月までに受験されたLPICの記録を、LinuCとして管理するとしています。昔LPICを受けた人は、LinuCの受験者マイページで記録を確認できます(手続きは無料で期限なし)。

違い2:受験料

レベル1は2つの試験に合格する必要があるので、合計の費用で比べるのがおすすめです。

確認した時点では、LPIC-1のほうが3,000円安くなっています。ただし、どちらも不合格なら受け直しの費用がかかります。差額より「一度で受かる準備」のほうが、費用への影響は大きいと考えておきましょう。

違い3:出題範囲の書き方

どちらもLinuxの基本操作、ファイルやコマンド、パッケージ管理などを扱う点は共通です。違いが出るのは、範囲の「くくり方」です。

LinuCレベル1(Version 10.0)101試験の大項目 LPIC-1(バージョン5.0)101試験の大項目
1 Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用 システムアーキテクチャ
2 ファイル・ディレクトリの操作と管理 Linuxのインストールとパッケージ管理
3 GNUとUnixのコマンド GNUとUnixコマンド
4 リポジトリとパッケージ管理 デバイス、Linuxファイルシステム、ファイルシステム階層標準
5 ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム (101試験は4項目)

LinuCは102試験に「ネットワークの基礎」「セキュリティ(クラウドセキュリティの基礎を含む)」のほか、「オープンソースの文化」という独立した大項目があります。公式サイトでも、仮想化・コンテナ技術などクラウド基盤の技術を取り入れていると説明しています。

LPIC-1の102試験の細かい範囲は、LPIの公式サイトの試験目標で確認できます。

違い4:上のレベルの分かれ方

レベル1の先も、2つの資格は分かれ方が違います。

LinuC LPIC
基礎 レベル1:物理・仮想Linuxサーバーの操作と運用 LPIC-1
中級 レベル2:仮想マシン・コンテナを含むLinuxシステムとネットワークの設計・構築 LPIC-2
上級 レベル3:プラットフォーム/セキュリティのスペシャリスト LPIC-3:Mixed Environments、Security、Virtualization and Containerization、High Availability and Storage Clusters
最上位 レベル4:システムアーキテクト (なし)

未経験のうちは、まずレベル1に集中すれば十分です。上のレベルは、仕事でLinuxを触ってから考えても遅くありません。

未経験はどっちを受ける?状況別の判断表

「どちらが上」というより、自分の目的に合うほうを選ぶのが正解です。

あなたの状況 向いている選び方 理由
応募したい求人に、どちらかの名前が書いてある 書いてあるほう 採用する側が知っている資格のほうが話が早い
将来、外資系や海外の仕事にも興味がある LPIC 180カ国以上で認定され、多くの言語で受けられる
仮想化・コンテナなど、クラウドの入り口も学びたい LinuC 大項目に仮想マシン・コンテナが入っている
少しでも受験料をおさえたい LPIC 2試験の合計が3,000円安い(確認時点)
どちらとも決められない 教材が手に入りやすいほう 範囲の多くは共通。勉強を始めることが先

いちばん確実なのは、求人サイトで「LinuC」「LPIC」をそれぞれ検索し、目指す地域や職種の求人票に、どちらの名前が多く出てくるかを数えてみることです。数分でできて、自分の転職先に合った答えが出ます。

資格の前に知っておきたいこと

LinuCもLPICも、Linuxの基礎知識を示すための資格です。資格だけで転職が決まるわけではありません。採用では、資格のあとに何を学び、何を触ってきたかも見られます。

学ぶ順番の全体像は、未経験からインフラエンジニアになるには?学ぶ順番と資格のロードマップで、ネットワーク・Linux・クラウドの流れとして整理しています。仕事の大変さが気になる人は、インフラエンジニアは未経験だときつい?も合わせて読んでみてください。ITの基礎から固めたい人は、ITパスポートは意味ない?で、次に取る資格の考え方をまとめています。

Linuxを手を動かしながら学ぶなら、入門書を1冊用意しておくと、試験の勉強にも実務の練習にも使えます。

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インフラ分野は、Linuxとあわせてネットワークの知識も求められます。一人で学ぶのが不安なら、就職支援がついたスクールを使う方法もあります。

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たとえばネットビジョンアカデミーは、ネットワーク・インフラ分野に特化した未経験者向けのスクールです。インフラエンジニアの代表的な資格であるCCNAの取得対策と、就職活動のサポートを受けられます。対象は32歳までの方で、受講前に無料説明会で内容を確認できます。

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まとめ

そもそもインフラエンジニアが自分に向いているか迷っている人は、IT職タイプ診断で5つの職種から向いているものを確かめてみてください。職種ごとの違いは未経験からIT職を目指すなら最初に知っておきたい5つの職種の違い、年収の比較はITエンジニアの年収の計算ツールで見られます。

参考:LinuCレベル1|LinuC、LinuCレベル1 出題範囲|LinuC、LinuCで証明できるレベル|LinuC、LPICを過去に受験された皆さまへ|LinuC、受験の手引き|LinuC、Linux技術者認定LinuCとは|LinuC、LPIC-1 概要|LPI、LPIC-1 101試験の目標|LPI、試験の価格|LPI、LPIについて|LPI、LPI認定の一覧|LPI(いずれも2026年10月9日確認)

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