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未経験からインフラエンジニアになるには?資格の順番・費用と年収の実態

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インフラエンジニア(システムエンジニア(基盤システム))の平均年収は889万円、ハローワーク求人の月給は35.3万円、有効求人倍率は2.24倍です(厚生労働省 job tag、令和7年の賃金構造基本統計調査と令和7年度のハローワーク求人)。未経験の人が最初に入ることの多い「運用・管理(IT)」も、求人倍率は2.2倍あります。

人手が足りない仕事ですが、「何から勉強すればいいのか」「資格はどれを、いくらで取ればいいのか」で迷う人は多いはずです。この記事では、公的な数字で入口と先の道を確かめたうえで、学ぶ順番、資格の費用と取る順番を整理します。

数字で見るインフラエンジニアの仕事

job tag では、インフラエンジニアにあたる職業が2つあります。設計・構築を担う「システムエンジニア(基盤システム)」と、監視や運用を担う「運用・管理(IT)」です。

項目 SE(基盤システム) 運用・管理(IT)
主な仕事 サーバー・ネットワークの要件定義、設計、構築 監視、ログの確認、バックアップ、障害時の連絡と復旧
平均年収 889万円 609.8万円
平均年齢 38.3歳 42.2歳
月の労働時間 173時間 160時間
ハローワーク求人の月給 35.3万円 31.8万円
有効求人倍率 2.24倍 2.2倍

求人倍率はどちらも2倍を超えていて、求人が求職者より多い状態です。一方で、平均年収には約280万円の差があります。年収の差は、同じインフラの仕事でも「監視・運用」から「設計・構築」へ進めるかどうかで、収入の伸びが変わることを示しています。

厚生労働省 job tag の数字の比較。システムエンジニア(基盤システム)と運用・管理(IT)の平均年収は889万円と609.8万円、ハローワーク求人の月給は35.3万円と31.8万円、有効求人倍率は2.24倍と2.2倍。入職前の実務経験が特に必要ないと答えた割合は38.6%と36.7%
入口の運用・管理と、先にある設計・構築の数字(出典:厚生労働省 job tag)

なお、これは経験者も含めた全体の平均です。未経験からの最初の年収がこの金額になるわけではありません。ほかの職種との比較や、今の年収との差はITエンジニアの年収くらべで計算できます。

未経験でも入れる?一人前までの期間

job tag には、実際に働いている人へのアンケート結果が載っています。

項目 SE(基盤システム) 運用・管理(IT)
入職前の実務経験は「特に必要ない」 38.6% 36.7%
入職前の訓練は「特に必要ない」 27.3% 24.5%
一人前まで1年以内(即戦力を含む) 31.8% 42.7%
一人前まで2年超 40.9% 24.5%

(「一人前」は job tag の「入職後、一般的な就業者と同等に働けるまでの期間」。表の割合は各選択肢を足したもの)

読み取れるのは2つです。

job tag でも、運用・管理は中途採用では経験者が求められることが多いとされています。未経験からの応募では、次の章の「手を動かした証拠」が大事になります。

インフラエンジニアの仕事内容

Webサービスやアプリは、裏側でサーバーやネットワークが動いて初めて使えます。その土台を作り、止まらないように守るのがインフラエンジニアです。

job tag によると、クラウドの広がりで、機器に直接触れずに設計・構築する仕事も増えています。運用・管理では、人が24時間監視する現場は交代制勤務になることがあります。夜勤や客先常駐が気になる人は、インフラエンジニアは未経験だときつい?で、求人の時点で確かめる方法をまとめています。

インフラエンジニアの仕事と学ぶ順番の図。仕事は設計、構築、運用・保守の流れで、未経験は運用・保守から始めることが多い。学ぶ順番は1 ネットワーク、2 Linux、3 サーバーを立てる、4 クラウド。関係する資格の例はCCNA、LinuC・LPICレベル1、AWS認定クラウドプラクティショナー
仕事の流れと、学ぶ順番・資格の対応

向いている人

job tag の「必要なスキル」でも、両方の職業で読解力と傾聴力が上位に入っています。マニュアルや設定を正しく読み、相手の困りごとを聞き取る力が、技術と同じくらい求められる仕事です。

学ぶ順番と、段階ごとにできるようになること

教材を「読み終わったか」ではなく、何ができるようになったかで進み具合を測ると、次に進むタイミングがはっきりします。

段階 学ぶこと できるようになること(完成の目安) 関係する資格
1 ネットワークの基礎 IPアドレス・DNS・ルーターの役割を人に説明できる ITパスポート、CCNA
2 Linuxの基本操作 コマンドでファイル操作・ユーザー追加・ログ確認ができる LinuC/LPIC レベル1
3 サーバーを立てる 仮想環境にWebサーバーを立て、ブラウザで表示できる LinuC/LPIC レベル1
4 クラウドの基礎 クラウドでサーバーを作り、使い終わったら止めて料金を確かめられる AWS 認定クラウドプラクティショナー

1. ネットワークの基礎

IPアドレス、DNS、ルーターなど、「インターネットがどうつながっているか」の基本を理解します。ここが曖昧なままだと、後の学習がすべて丸暗記になってしまいます。

2. Linuxの基本操作

サーバーの多くはLinuxで動いています。ファイル操作、ユーザー管理、ログの確認など、黒い画面(ターミナル)でのコマンド操作に慣れるのが目標です。

Linuxを初めて触る人向けの定番の入門書です。コマンドの意味を一つずつ確認しながら進められます。

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3. サーバーを自分で立ててみる

自分のパソコン上に仮想環境を作ったり、クラウドの無料枠を使ったりして、実際にWebサーバーを立ててみます。つまずいた点と直し方を手順書の形で残しておくと、面接で「何ができるか」を具体的に話す材料になります。

4. クラウドの基礎

近年は、自社で機器を持たずにクラウド(AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなど)を使う企業が増えています。基本的なサービスの種類と、料金の仕組みを理解しておきましょう。練習で作ったサーバーを止め忘れると料金がかかるので、止めるところまでが練習です。

資格の受験料と取る順番

資格は必須ではありません。job tag でも、入職に特に資格は必要とされないとしています。ただ、未経験者にとっては学習した証拠として話しやすくなります。受験料は次のとおりです(2026年10月9日確認)。

資格 実施団体 受験料 内容
ITパスポート IPA 7,500円(税込) ITの基礎全般。運用・管理の関連資格
基本情報技術者 IPA 7,500円(税込) 作る側の基礎。両方の職業の関連資格
LinuC レベル1 LPI-Japan 16,500円(税込)×2試験=33,000円 Linuxの基本操作と管理
AWS 認定クラウドプラクティショナー AWS 15,000円(税が適用される場合あり) AWSの基本。IT経験がない人も対象
CCNA シスコ 公式サイトで確認 ネットワークの基礎・IPサービス・セキュリティの基礎など

LinuCとLPICの違いや、2試験の合計の比べ方はLinuCとLPICの違いは?で詳しく比べています。ITパスポートが本当に役立つかはITパスポートは意味ない?を参考にしてください。

おすすめの順番は、目指す入口に合わせて1つ目を決めることです。

全部を取ってから応募する必要はありません。1つ取り、学習中の2つ目を伝えられる状態で応募を始めると、勉強が長引きすぎずにすみます。受験料や試験の範囲は改定されることがあるので、申し込み前に各公式サイトで最新情報を確認してください。

応募前のチェック表

確かめること できている目安
学んだことを説明できる DNSやIPアドレスの役割を、ITに詳しくない人に1分で話せる
手を動かした証拠がある サーバーを立てた手順書やメモを見せられる
資格か学習の記録がある 資格1つ、または学習中の資格と試験日が言える
勤務形態を理解している 交代制勤務・客先常駐の有無を求人票で確かめた
次の目標がある 「運用から入り、構築に進みたい」など2〜3年後の姿を話せる

独学とスクール、どちらがいい?

学び方 向いている人 気をつけること
独学(本・公式の教材) 自分で計画を立てて進められる 応募のタイミングを自分で決める必要がある
スクール 学習の順番に迷いやすい、就職の相談もしたい 費用がかかる。対象年齢や条件を先に確かめる

スクールを検討するなら、受講料を何か月で取り戻せるかを先に計算しておくと判断しやすくなります。スクール代の回収期間の計算ツールで、今の年収と転職後の年収から試算できます。

インフラ分野には、学習と就職支援をセットにした未経験者向けのスクールもあります。無料の説明会で内容を聞いてから判断すると失敗しにくくなります。

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たとえばネットビジョンアカデミーは、ネットワーク・インフラ分野に特化した未経験者向けのスクールです。インフラエンジニアの代表的な資格であるCCNAの取得対策と、就職活動のサポートを受けられます。対象は32歳までの方で、受講前に無料説明会で内容を確認できます。

インフラエンジニア始めるならネットビジョンアカデミー →

まとめ

インフラエンジニアが本当に自分に合っているか確かめたい人は、IT職タイプ診断で他の職種との相性も見てみてください。5つの職種の違いは未経験からIT職を目指すなら最初に知っておきたい5つの職種の違いで比較しています。

参考:システムエンジニア(基盤システム)|職業情報提供サイト(job tag)厚生労働省、運用・管理(IT)|職業情報提供サイト(job tag)厚生労働省、スケジュール、手数料など|IPA、LinuCレベル1|LinuC、AWS Certified Cloud Practitioner|AWS、試験前の準備(試験の料金)|AWS、CCNA|シスコ(いずれも2026年10月9日確認)

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